宗像市赤間の内科・消化器内科・外科ならJR赤間駅から徒歩1分の【なかのクリニック】

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便秘相談

<便秘>

500万人が悩むと言われている便秘。特に女性においては、20代~60代の方の50%以上が便秘を気にされています。また高齢者においては、男女をとわず年を重ねるごとに便秘の悩みが急増しています。

排便が1週間なくても便秘と自覚しない人がいる一方で、毎日排便があっても便秘を訴える人がいるように、便秘の自覚には個人差があります。排便が困難で週に2回以下である、便が硬くて排便するのが苦痛である、排便後に残便感がある、腹部が張るなど不快感や腹痛があるといった症状があると便秘と診断されます。たかが便秘と本人も周囲も安易に考えやすい傾向にありますが、大腸がんが原因で便秘症状が引きおこされている場合もあります。当院では、西洋薬だけでなく漢方薬も併用して、患者様に一番あった便秘治療を一緒に考えてまいります。

以下のような症状のあるかは、是非一度、当院を受診されてください。

  • 長年の便秘で何をやっても改善しない
  • 便秘と下痢で悩んでいる
  • 便通が不規則、排便をしてもすっきり感がない
  • 便を出すのに時間がかかる
  • 週に2回以上、下剤を使用している
  • 便に血が混じる。黒い便がみられる
  • 便が硬い
  • お腹が張って苦しい
  • 市販の強い便秘薬や浣腸薬を使用している
  • 便秘に伴い肌あれ、吹き出物が治らない
  • 痩せているけど、お腹はでている

<当院での治療法>

生活習慣と食事など、患者様の便秘の原因を一緒に考え治療いたします。
改善によっても便秘が良くならないときは、薬物治療を行います。常習性便秘の種類(以下、便秘の種類についてを参照)に対応して、いろいろな種類の下剤を使い分けます。下剤以外の消化管運動促進薬や精神的作用を有する薬剤なども必要に応じて併用することもできます。一部の下剤では、長期連用で効果が減弱したり習慣性を生じることがありますので、このような薬剤を使用されている方は注意が必要です。当院では、病状に応じて漢方薬を併用することで、体にやさしい便秘治療を行います。また、西洋薬においても習慣性のおきない薬もありますのでご安心ください。
急に便秘になった、便秘が悪化した、腹痛を伴うといった症状のときには、大腸癌や硬い便が詰まって便の通過障害を来していることがあります。便秘は、その原因によって治療方法も異なり、場合によっては命に関わることもあります。一人で悩むよりも当院で何かしらのお手伝いができると考えております。おかしいと感じたら「たかが便秘」と自己判断せずに早めに「なかのクリニック」までご来院ください。

<便秘の種類について>

腸の機能が低下して慢性に経過する便秘を常習性便秘と呼び、①直腸性便秘 ②弛緩性便秘 ③痙攣性便秘に分類します。

①直腸性便秘は、便意を繰り返し我慢したり、下剤・浣腸の乱用により直腸壁の知覚が低下して便意を感じないために便が直腸内に滞留します。女性に多く見られます。
②弛緩性便秘とは、大腸の運動能力が低下し腸内容物の通過が遅れ、水分が過剰に吸収されてコロコロと硬い便となります。高齢者、長期臥床者、食事摂取量の少ない人などに見られます。
③痙攣性便秘とは、ストレスや自律神経の乱れなどにより痙攣性の腸管運動となり腸内容物の直腸への流入が遅れる病態です。お腹の張りや腹痛を伴い、便秘と下痢を繰り返したり、うさぎの糞のような小さな便が特徴です。過敏性腸症候群の便秘型と考えられ、比較的若年に多くみられます。

<生活習慣の改善について>

常習性便秘の治療としては、まず生活習慣の改善と食事療法を実行します。生活習慣の改善で大事なことは規則的な排便習慣の確立です。胃大腸反射といって、食物で胃が膨らむと大腸の動きが活発になります。特に、起床後は腸運動が亢進しますので、朝食を摂取することで便意が得やすい状態となります。また、直腸に便がたまると便意を感じて結腸の動きが亢進する直腸結腸反射が起こります。排便を我慢しているとこの直腸結腸反射が鈍くなります。朝食を必ず摂取し、朝食後は便意がなくてもトイレに行く、便意があれば排便を我慢しないことです。適度な運動により腸管の動きが活発となり排便に必要な筋力も強化されますので、運動が不足がちな高齢者においては便通の改善が期待できます。精神的ストレスが積み重なると腸の動きが悪くなり便秘を引き起こす原因となります。悩みや不安の解消、十分な睡眠などを心がけることは便通改善には有効です。

 

<食事療法について>

食事療法では、十分な水分と食物繊維(表)を摂取することが重要です。水に溶けない不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ便の量を増やして腸の動きを亢進させます。水に溶ける水溶性食物繊維は水分を含むとゲル状となり便を軟らかくします。食物繊維の摂取は1日20g以上で不溶性食物繊維:水溶性食物繊維=2:1の割合が良いとされています。主食を白米から玄米に変えると食物繊維の摂取量が増えるだけでなく、便を軟らかくするマグネシウムが多く含まれていますので、便通改善には効果的だと言えます。食物繊維以外では、ビフィズス菌やオリゴ糖、オリーブオイルが有効だという報告もあります。

不溶性食物繊維を多く含む食品 水溶性食物繊維を多く含む食品
トウモロコシ、さつまいも、カボチャ、
アボガド、キノコ全般、しらたき
にんじん、熟した果物、海草類、
そば、寒天、モロヘイヤ
2種の食物繊維をバランスよく含む食品
納豆、ゴボウ、オクラ

 

投稿日:2017年10月31日 更新日: 執筆者: